香港旅行記(2/3)

2日目。昨日無限インターネットを手に入れたので、行き先どうするかを検討した(現地で調査するなよという気も)結果、香港島の方に行ってみることに。マカオという線も検討したんだけど、出国→入国の手続きが改めて必要になるらしいとか、いろいろ面倒そうなので今回は見送り。次回来る機会があるのかというとまあ微妙なんだけど、本来の目的を考えればまた来る機会もあるのではないか。もう1泊余計にしてればありだったかもなー。
というわけで香港島に移動してまずは金融街方面へ。いや特になんかあるわけでもないのだけれど。「セントラル」という駅名を見て、そういえば香港といえば3×3EYESだよなーとか思い出したり。作中のどこがどうだったとかもう全然覚えてないのだけれど。SFC版のゲームで香港をさんざん散策した覚えしかない。
ここに限った話じゃないんだけれど、香港は全体的に建物が特徴的(どこの国もそういうものかもしれないけれど)で、とにかくビルが高い。泊まったホテルも普通に30Fくらいあったはずだし。ホテルに関しては客室が(少なくとも)600はあって、それが20フロア以上に分かれてるのにエレベータが3基しかないとか、どういう設計してるんだよとか思わないでもない。と、話がそれたけど、あちこちで建設中(改装してるのも多いのかな?)のマンションとかがあるんだけれど、よく見ると足場がみんな竹で組まれている。30F以上あるような建物でも全部そんな感じ。中国で建物が倒壊したってニュースに「竹筋コンクリートでも使ってるんじゃねえの?」みたいなコメントがついてるのを見たことがあるけれど、こういうのを見るとあながちないとも言い切れないな……って調べてみると竹筋コンクリートって戦時の頃の日本でも使われてたらしいですね(Wikipedia知識)。
ビクトリアピークの辺りまで歩いて登って帰りはバスで。均一料金でもないのに先払いというシステムはよくわかんないなあ。たぶんこれくらいだろうという額をいれておいた(ぉ。しかしバスの運転がめちゃくちゃ荒い。下り最速を目指してるのかというほど。手すりの棒を持って立ってるにも関わらず転びそうになる。車間距離とかもぐっと詰めるし、いったいこの国はどうなってるんだろうなあ。まあしかしそれで事故とかなくやって行けてるというのならそれはそれで正しいのかもしれない。
そんな感じで午前の部終了。いったんホテルに戻って午後の作戦を練るところから。なお株価はいまいち動いていない模様(←チェックしてた)。
電子的な意味での電気街は昨日回ったので、コンテンツ的なものを探しに行きたいなーということで調べたところ、Mong Kokがそれらしいということがわかったので行ってみることに。メインの見所として期待していたToyMartは中野ブロードウェイをすごく小さくしたような感じで大変がっかりなポイントだった。まあこれは調べてたときから既にわかっていたことなんだけど。それよりも近くの通りに広がっている露店の方が面白かった。ボードゲームと一緒に初音ミクタペストリーとかおっぱいマウスパッドとか(どっちも絵柄が同人っぽい)を売ってるとか、香港ではボードゲーマーはなんだと思われているんだろう。マンマミーヤの中文版が売られているのを発見したのがハイライト。いや中国語にする必要があるところってルールブックくらいしかないからね。日本語版もはやく!
なんか空模様が怪しくて雨降ってきそうだなーと思ったところから1分も経たないうちに土砂降りの雨が。夕立みたいなものだと思うんだけれど、しかし天気予報を見るとこのあとずっと雨っぽくてどうしたものやら。露店の人たちは手慣れたもので手際よく雨よけのカバーとかつけてってる。30分くらい雨宿りしてたんだけどそれでも全然やむ気配がないので、あきらめて傘売ってそうなところまで走るかーと飛び出したら隣の店に折りたたみ傘売ってた。なんという。というわけで傘を手に入れたので継続して露店を中心に見て回ってたんだけれど、改めて見てみると折りたたみ傘を売ってるところがすごくおおい。こうやって多くの観光客が天候トラップにかかっているんだろうなあと思ったり。
濡れて困るものは買わないつもりだったんだけど、ドミニオン海辺の中文版を購入。試しに値段だけ聞いてみるかと思ったら$140(2000円くらい)だと言われたのでつい……。基本はドイツ語版だしいまさら中国語版が入ったところでどうということはないはず。海辺以前ならカード内容も覚えてるしね。あとはどーもくんの鞄を買った。値段から考えるとどう考えてもライセンスされてなさそうなんだけどなー。リュック型のものもあったんだけど、そっちは若干いまいちだったので見送り。あとはTシャツも何枚かよさげなのがあったんだけど雨で面倒になってしまってな。
香港唯一(自称)の常設卓上遊戯専門店の看板を見かけたんだけど、結局店舗を見つけることができなかった。なんで看板に電話番号だけで住所を書いておかないのか。あとFacebookのアドレスも書いてあったけど、にじんでて肝心の部分が読めなかったんだよな。まあこっちでゲームを買ってもしょうがない(といいつつドミニオン買ったわけだが)ので、見つからないならそれでいいんだけれど。しかし本来の目的だった本や雑誌なんかを何も買ってないなあ。理想的には同人誌みたいなのが見つかればいいんだけれど。
夕方くらいにホテルに帰還して弟の人と電話。結局むこうはもう2,3日経たないとこっちに来れないということで、本来の目的であった弟に会うというのは達成されずただの観光旅行となりました。帰りの飛行機を変更して滞在期間を延ばすという手を提案されたのだけれど、航空会社に問い合わせたらそれはキャンセルして買い直しということになると言われてしまい、それだとコスト的にもう1回来た方がいいだろうということで予定通りに帰る方針で。ANAサービスデスクに電話したときに何語での対応かというのが選べたんだけど、日本語を選んでも海外訛りの人が出てくるところでやっと海外にいるんだなーというのを実感したり。常識的に考えればそりゃそうだろうと思うけれど。
夕飯どうするかなーと思ってふらふらとしてたらビアガーデンに遭遇したので1杯飲んでいくことに。ビール1パイントが$70くらいで日本とあんまり変わらないなーと思って2杯目を頼もうと思ったら、「イッパイデイッパイサービス」とか言われておかわりが出てきた。そういうシステムなのか。最初英語で言われたんだけどなんのことだかさっぱりわかんなかった。逆に1杯ごとにチャージを取られるのかと思ってた。そこは2杯で切り上げて、ラーメン食べて帰った。ビアガーデンからラーメン食べて帰るとか日本とやってることがかわらねーなー。しかし中華料理屋を避けると(←1人で入ると量的に厳しいので)あとは日本食の店がやたら目立つ。「海鮮」って書いてあると生魚をつい期待してしまうのは日本人的なところかもなと思ったり。