ネタバレとか気にするものなのかというのと、今更ネタバレもない(これ書いてるの2/14)と思うんだけど一応続きを読むに。まあなんか思ったことをつらつらと書いてるだけであんまりまとまりがないな。
攻殻機動隊って新作かと思ったらSSSを3Dにして劇場でやるってだけなのね。それはそれで興味ある。


NOMORE映画泥棒って見るたびに新しいバージョンになっている気がする。まあそれだけ映画館に行く間隔が長いということか。俺の記憶が確かならば、前回見に行ったのはアリエッティだったかと。
そんなわけで見たのは日本語字幕版。字幕版は6回/日もやってるのに吹替版は1回しかやってないのねー。まあ確かに吹き替えだといろいろ厳しいのかもしれないけれど。ある程度わかった上で吹き替え版がどうなってるのか見てみたい気はする。字幕でもだいぶ情報落としているところはあると思っているし。そうは言っても吹き替え前の主人公の台詞が速くて全然聞き取れなかったんだけど。
内容はすごく面白かったんだけど、これ基本的にヤマもオチもそれほどない話なのである程度文脈がわからないと面白くないのかなーという気はしてる。まあ「ソーシャル・ネットワーク」ってタイトルで見るような人ならだいたいみんなわかってくれるよねという気もするけれど。細かいところで面白いところはヤマほどあったのだけど。主人公とCFOの人があらゆる面で対照的に描かれているところとかね。
ある程度気になるところはメモったので、話を追いかけながら思い出していこう。最初の山場はやっぱりこの台詞→「オタクだからもてないと思ってるでしょ。性格がサイテーだからよ」だな。そんな形でフラれた主人公が、最後にfacebookに登録された彼女に友達申請をして返信を待ってるところで終わると言うのはうまい対比だった。しかも話の途中で会ってfacebookを紹介しようとしたときに「そんなの興味ない」と言わんばかりだった彼女が最後にはfacebookに登録しているというのがまた皮肉が効いていていいな。
コンピューター映画っぽかったのは最初のフェイスマッシュを作るところまで。ここのスピード感はすばらしかったな。ここのwgetで画像を一括で落としてくるとかやったことある人ならきっとにやっとするところだろうな。ところで最初にblog書いていたとき、タグが手打ちだった(時間のところだけ)のが気になる。
エロ{画像/動画}を効率的に集めようというのがプログラミングを上達させる動機として一番いいとか聞いたことがあるけれど、こんな風にカッとなって作ったサービスが始まりとかってのも結構あるんだろうなーなどと思ったり。フェイスマッシュもいいけど、コースマッチとか案外おもしろそう。「この単位を落とした人はこんな単位も落としてます」とかそういうあれで。
それ故に最初にハーバードコネクションの話が出たときに、マイスペースと何が違うのかみたいな話が出ていたのに少し納得してしまったんだけど、結局その辺が語られるようなことはなかったというか、まあfacebookがどういうサービスかなんてどうでもいい(概要レベルは必要だろうけど)んだよね。
よく言われる話だけど、スタートアップは意志決定する人間が一所に集まっていないとだめなんだということがこれでもかって描かれていたなあ。CFOの人がNY、主人公が西海岸と別れたのはCFOの人がインターンで離れられなかったせいだと認識しているんだけど、インターンやめた後NYに残ってた理由とかその辺はあまり語られなかったよなあ。あと西海岸に移ってから借りてる部屋があまりに典型的なGEEKの集まる部屋なイメージで笑ってしまった。実際に知っている日本の某社のオフィスもイメージというか方向性はあれと同じ感じ。もちろんあそこまでフリーダムではないけれど。
マネタイズの話が中盤以降頻繁に出てきた(特にそれが主人公とCFOの人の対立軸のひとつになっていたわけだけど)んだけど、この時期って2007年くらいだと思うから既に「Googleに買収されるというゴール」があり得る世界なんじゃないんだっけ。そういう意味でCFOの人が広告を入れようとずっと言っていた(=早い時点での収穫を狙ってた)というのはちょっとリアリティが薄いような気もする。そこまでのサービスではないという風に思っていたのかもしれないけれど、そんな意識ではスタートアップの創業者なんかできないとも思うんだよねえ。ナップスターの人が言っていたたとえ話でも、会社を売ったらもっと大きくなって橋から身を投げたみたいなシーンがあったね。
あと気になったキーワードがいくつか。マリオカートっぽいゲームやってるときに「ロケット」と「カミカゼ」(字幕は出てなかったと思う)という言葉が聞こえたけど、スター使って無敵体当たりのことを言っているのだろうかひょっとして。それとmixiで言うところのマイミク申請は"facebook me"なのね。初期の狭いエリアでの話だったと思うけど流行語になるほどってのはすごいな。エンドクレジットにバンナムと鉄拳が出てきてたけど、鉄拳ってどこで出てきたんだろうこれ。
エンドクレジットと言えば、サウンドトラックの担当チームの名前が"NULL"だったというのも少し興味深い。今回のためにそういうチームを作ったのかどうかはわかんないけれど、「たまたま」では決してないと思うんだけどなあ。
もう一回映画館で見ようとはあんまり思わないんだけど、DVDが比較的安価で出てたら買ってもいいかなーという感じはしてるけど。パンフはいろいろ総合的に考えた結果買わなかった。日本版としてGREEとかmixiとかを題材にしておんなじようなの作られたらそれはそれで見てみたいな。