ファイアーエムブレム 暁の女神

クリア。最後の一撃は必中のような気がするんだけどどうだろう。ベスト5は順にネフェニー、ワユ、アイク、エリンシア、ミカヤだった。
ハード、マニアックと2周したわけだけども、総プレイ時間は記録の上では平均34時間くらいなので70時間ってところ。そんなにひどく嵌ったポイントもないので、リセット入れてもトータル100時間やってないんじゃないかな。Wii本体の記録を見れば良いのはわかるけど、めんどくさい。あれ集計機能あっても良いよね。
2週目感想と言っても概ね1週目のそれと同じ。ただ、前作やってない人に勧められるかと言うのはやっぱり割とダメなのかもしれないと思った。キャラクター間の会話はかなり前作プレイしているのを前提にしてる感じだし。ノーマルだと会話が少ないらしいんだけど、その辺を意識して削ってるのかな。そんなことしないで、蒼炎の軌跡を1部として丸々入れちゃえば良かったんじゃね。紋章の謎暗黒竜と光の剣を入れちゃった時みたいに。
難易度としてはかなりヌルかったと言わざるを得ない。あれでもハードは結構むずかしかったって書いてるじゃんか。マニアックであんまり難易度上昇しなかったからそう感じてるのかも。前作であった、これ無理なんじゃねって感じの目標(確か24章と26章)を要求されるマップは1つもなかったし。敵ユニットを見ていって強いと感じるのがボス級以外に全然いなかったし。大体苦戦するミカヤ軍は漆黒の騎士が助けに来てくれるしな。個別に強いボスはまあいたけど。
バランスはかなり良くできてた。ヌルいとは言ったものの、それはかなり高いレベルでのバランス調整の結果だと思う。ただちょっと気になるのは後衛要員に攻撃を許した場合、前衛要員と攻速が違いすぎてほぼ確実にやられること。要するにミスに厳しくなったよね。あと攻速平均が高いので一回ヘタレたキャラの復帰が極めてむずかしい気がする。その為のイベント経験値なのかな。
そういえば、FEの初期のコンセプトに「仲間がうっかり倒されてもそれを補うように新しいキャラが参入してくる」、要するにノーリセットロードというのがあって、当時はバランス調整がアレだったせいで全然そんなことはないものになってたと聞いた覚えがあるんだけども(まあそれが功を奏したって話なんだけど)。今作はようやくその最初のコンセプトが実現されたんじゃないかなーと思う。各部後半でちゃんと補充要員が出てきて、それは概ね即戦力たり得る能力値だったわけで。これの善し悪しはまあ何とも言えないけど。どうせリセットするしね。
シナリオは綺麗にまとまったように見える。が、ミカヤまわりの話がなんかなー。あと今回は人多かったんで、シナリオ上絡んでこないキャラが多すぎだ。まあRPG部分はメインじゃないし、そこそこで十分だと思うんだけど。
スキルについて。自由に載せ替えが可能って言うのはかなり良いんだけど、全体的にスキルが弱体化してて見切りとかエリートとかの一部スキル以外そんなに強いものがない。戦闘系スキルは(コマンドで使うのは別だけど)みんな確率で発動するのになっちゃったせいでコンボを考える気にならないし。前作は待ち伏せ+怒りのネフェニーが強かったのになあ。まあでも見切りが載せ替えられるだけで大体十分なんだわ。見切りは終盤ボス戦必須(今回は終章だとAREA3だけか)なので、それを好きなキャラに移せる→最終戦に好きなキャラを使えるってことなので、どれだけ強くても最終戦はベンチウォーマーって状況を回避できるわけで。
あーあと蒼炎のamazonレビュー見てて思い出した。バイオリズム。前作に比べれば幾分かマシになった(前作は存在意義が全くわからなかった)とは言え、やっぱこれ別にいらないと思う。薬で調整できるんならもうちょっと使いようもあったのかなあ。
総評としては前作以上には面白いと思うので、前作やって面白いと思うんなら是非。ただ前作はシナリオの不完全燃焼っぷりが結構すごいので、評価の際はそこを割り引いて考えて貰う必要があるかと。まあシナリオ重視なら他にやるゲームはいっぱいあるんじゃないのとも。
暁の女神はとりあえずこれでおしまい。さて、蒼炎の軌跡やり返したい気持ちもあるんだけど、セーブデータがないと言うことはマニアックやるためにハードを1周しないといけないわけで。それはちょっとなあ。