8月前半分くらいかな。カラマーゾフの兄弟は7月はじめから読んでたわけだけども。

期待していた資格取得のための勉強法とかそう言う感じの部分が薄かったのでがっかり。頭がよいとはどういうことかというのと、では頭を良くするにはどういうトレーニングをするかというのがメインな感じ。

経済心理学とか行動ファイナンスとか呼ばれるような気がする分野の入門書みたいな。確率に関して人間がいかに間違えやすいかという辺りから始まって、同じことを言うにも言い方を変えるだけで正反対の結果を引き出すことが可能であるとかそう言う話に。例として出す問題や、実験が多くて面白かった。

まあ面白かった。これをもうちょっとライトな感じにしたのがシドニィシェルダンだと思うので、それが好きなら楽しめるんじゃないかと。解説とか紹介文とかで絶賛されてる大審問官のところはそんなに言うほど面白いとは思わなかったんだが、これは俺の教養が足りないせいかな。まあでも誤審とあんまり変わらないくらいか。あとでそこだけもう1回読み返してみたい。第二部が書かれなかったのは残念だなあ。

かつての日本は情緒が有り余っていたが最近は論理ばっかりでもうちょっと情緒も必要なんじゃないのという感じの本。あと国語教育大事。話としてはそれなりに面白い。が、なんか読んでて気持ち悪いんだよなあ。部分部分では大いに同意できるところも多々あるんだけども。なんで何週間も売り上げランキングトップだったのかよくわからん。