割れ窓理論とWORD部屋

最近のWORD部屋の荒廃っぷりはさすがに目に余る物があると思うんだけれども、もはや具体的に何かしようという気にはならないんだよなあ。


俺は散らかっている場所を片づけさせるために、よく割れ窓理論(BrokenWindowsTheory)を振り回していたけれども、これは今一つここで使うのには適切でない気がしてきた。割れ窓理論サイレントマジョリティを積極的に体制側につけるための論理であるように思えるのだ。そして、現在のWORDの状況は無政府状態である。


割れ窓理論で治安が悪化するまでの経緯はこうだ。

  1. 一見無害な秩序違反行為が野放しにされると、それが「誰も秩序維持に関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作りだす。
  2. 軽犯罪が起きるようになる。
  3. 住民の「体感治安」が低下して、秩序維持に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
  4. 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

wikipediaより。

この段階を踏んでいくとして、最も致命的なのが3の状況へ変化することだ。治安を維持する側としては、3の状況になる前に住民(積極的に治安を維持しようとしない人間)を治安を維持する側につける必要がある。・・・と思う。
現在のWORD部屋はこのどの段階か、と言うとたぶん2か3の状態だと思う。これは俺の主観だけど。3に近いかな。んで、WORD部屋に置いてなぜ割れ窓理論を適用しづらいかというと、住民に相当する人間があまりに少ない。それを味方につけても結局治安を維持しきれないというか。

尤も、現状でなお無関心な奴は(彼に被害が及ばない限り)動かすのにかかるコストの方が協力してもらう利益よりも大きいのではないかと思っているが。