ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

どっちかと言えば2巻目の方が良かったかな。序盤の夏休みの終わりまでのあたりはあんまり大きい出来事もないのでそんなに読んでて面白いわけじゃないんだよね。3巻目ともなると余計に。まあそこはそれ。今回の重要アイテムはあの地図だね。なんか巻が進むごとに少しずつ使えるアイテムが増えていくのはゲーム的で良い。あとは猫と砂時計か。前作に比べて冒険的な要素は抑え気味で、その分普通の授業と課外活動とかの学校生活に重点があてられている気がする。読んでて、(物語内の)時間が進んでいく割には話が進んでいかない感じがした。積極的に物語を進めていったのが前作で、時間の流れに任せているのが今作といった感じかな。


まあそれでもだんだん厚くなっていっているにもかかわらず、それをほとんど意識させない展開はすごいとしか言いようがないな。次は炎のゴブレット。いきなり分量が倍になるってのもすごい話だ。