レインレイン・ボウ/加納朋子

読み始めたら案外さくさくと。ハードカバー読みにくいなー。
全体が250ページくらいで7つの短編が入っているので各エピソードは結構短い。おかげであんまり気負わず読めた。それぞれの短編は世界を共有していて、7つの事件を7つの視点から見ていると言った印象を受けた。時間はだんだん進んでいるんだけど。1つの長編というか、連作としてはちょっと弱い印象を受けた。最後がなんとなく終わった感じだったのがいかんのかな。
1つの事件を多方面から見るような小説は好きなので、かなり楽しんで読めた。はじめから登場人物を出し過ぎないよう工夫もされていた感じ。