第2回ドミニオン日本選手権 1日目 予選編

午前の部の表彰を見届けていよいよ午後。午前より人数が少ない100人程度だったので、ボーダーは13点でほぼ確定。平均レベルはおそらく上がっていると思われるものの、ボーダーがだいぶ下がったので正直去年よりはだいぶ楽なんじゃないかなーと思ったり。とは言え、Twitterで実況されていた午前のサプライ見てもぜんぜん正着手がわかんなかったりしてかなり不安な幕開け。

1回戦

中庭 願いの井戸 執事 改築 泥棒 鉱山 研究所 書庫 ハーレム 貴族

予選の手番順には定評のあるわたくしなので、1番手5-2で書庫-中庭から。
まあこれ、どう考えても中庭ステロ一択(次点で執事ステロ)ですよねーとか思ってたんだけど、せっかくの5-2なので片方は書庫とした。かぶっても大丈夫とは言え、中庭は所詮2ドローカードなので、確定3ドロー(途中で引いた中庭はスキップできる)な書庫の方が強いという判断。
2番手の人が初手で泥棒買ってたり、他の人は改築系だったりと同型のステロ型に組んでくる人が全然いなかったので、これは勝ったんじゃないかなーとなんとなく思っていたんだけど序盤から中盤にかけて5金連発でぐぬぬ。しかも1枚目の銀貨が早速泥棒に盗まれるというハプニング! 終盤は結構危うい感じで追いつかれかけたけれど、まなめ理論に従って公領をおさえていた分が活きた。ハーレムは1枚だけ買ったんだけど、タイミング的にはもう公領でよかったかなー。泥棒こわいし。あとはどこかで改築入れてもよかったはずなんだけどね。32点で1位。
ちなみに中庭で戻さないで続行しようとしているのを2,3回くらい指摘した。捨て札が乱れている人もいてそれはそれで気になったんだけど、まああんまり山札/捨て札を覚える必要があるサプライでもないかなーという感じだったので、そっちは黙ってた。実害がないところであんまり口やかましく言っても感じ悪いだけかなーとも思って。

2回戦

木こり 大広間 貧民街 民兵 偵察員 橋 書庫 寵臣 貢物 ハーレム

@yudai214と同席。まあ1回戦で1位取ってしまった以上誰かと当たるのは仕方がない。むしろ知ってる人が1人で良かったと言うべき局面。
手番の良さは未だ健在で1番手。理想的にはムーロン君が4番手だとありがたいのだが、そうすると座り順の関係で俺が3番手になってしまうという問題があってだな……。3-4で銀貨-橋から。
序盤戦略的にはまあ寵臣なんじゃねーのと言うのと、4番手の人が先に橋を買ってたのを見て銀貨-銀貨よりはなんかアクション挿しておいた方がいいんじゃないのかなーということで橋を購入。3ターン目で6金出たところで少し迷ったんだけど、金貨方面へ。以後なりゆきで書庫ステロ。前半はムーロン君が壮絶にhageてくれたので、これひょっとして勝てるんじゃね?とか思ったものの、終盤はこっちの書庫が寵臣で流されまくるという悲しみ。まあ初手に橋とか買ってる分不利ではあったんだけど、最後の属州を俺が買えれば勝てたくらいの差。うーんこれは悔しいなあ。40点で2位。

3回戦

地下貯蔵庫 手先 願いの井戸 鍛冶屋 玉座の間 役人 共謀者 鉄工所 市場 冒険者

@kanepi @todo_bossと同席。こんなメンバーと共謀者場で戦わないといけないとはツイてない。手番もそれに応じて下降気味で3番手。
初手は2-5で地下貯蔵庫-鉄工所から。細けえことはいいんだよ!の精神で鍛冶屋ステロで2位を拾う戦略あるんじゃないかとか思ってたのに2-5とかないわー。試合後に周りにアドバイスを求めたところだと、2-5でも鍛冶屋のみで鍛冶屋ステロで通じるんじゃないかという話もあった。確かに終了形を見ると結構チャンスある感じ。共謀者方面が2人だとさすがに完全にまくられるんじゃないかという気もするけれど。
そんなわけで渋々3人目として共謀者方面に向かったわけです。鉄工所からなんとかがんばって共謀者4枚確保して玉座の間からがんばって起動させる展開。途中todo_bossから玉座の間→共謀者で+1アクション+1ドローになるのはおかしいという指摘を受けてジャッジ裁定を仰いだり。なんでも聞くところによるとヘッドジャッジからretletさんに質問が行ったらしいですね。しかしこの物言いついたときは正直めちゃくちゃ焦った。ルール解釈には絶対の自信があったものの、ジャッジにダメって言われたらアウトだし、これで+アクション/ドローつかなかったら俺の構成だとたぶん死ぬしかない。
あとここではかなり恥ずかしいミスをしてて、ラスト1枚の山札の願いの井戸を外した。なんか(2枚の時点で)共謀者と玉座の間が残ってるはずと思っているところに、+1ドローで銅貨を引いた段階でいろいろおかしいのだけれど。これちゃんと当ててたらそのターン属州買えてたので、まだゲームは終わらなかったはずなんだけどなあ……。あーもう完全に卓の雰囲気に飲まれてた。
結果は19点で3位。トップから順に21/20/19/18という超接戦。いやこれほんとに願いの井戸間違えてなければ勝ってたまであるんじゃないか……。

4回戦

秘密の部屋 宰相 執事 庭園 泥棒 役人 魔女 市場 公爵 改良

@mullinKAIと同席。あと木ドミ以外で唯一準決勝に残った人とも同席。
それでもさっきので3位を取ったおかげで最終戦は2位条件。去年のトップ条件と比べるとかなり気が楽ではある。しかしここまで1-2-3と明らかに流れが悪いので油断はできない。そんな大事な最終戦。手番は4番手、しかも5-2である……わああああん!(>△<)おわた、おわたよ!完全におわたよ!
ある程度は複合形になるだろうけど、基本戦略は属州、侯爵、庭園の3通り。属州崩れの侯爵とか侯爵庭園ハイブリッドとかがメインストリームかなーという雰囲気。そんな中、2番手の人が明らかに公領侯爵狙いで役人から入ってたのを見て、俺もそっちに向かう方針で決定。属州行くのが2人ならたぶん侯爵側が勝つはず。まあでも純粋侯爵は厳しいだろうと思ったので、庭園とのハイブリッドをにらんで初手は市場をチョイス。2金は当然秘密の部屋。しかしこのサプライだと秘密の部屋超強いな。役人対策にもなるし、銀+部屋で5金確定(手札が5枚の場合)、部屋のみでも4金確定なわけで。2,3枚とか余裕で積んでいいレベル。銀貨がちゃんと役人で供給されてるなら3金から買ってもいいレベル。
まあそんな感じで最初の4金で役人を追加して、公領5枚から侯爵-庭園と崩れる流れ。3番手の人の属州が思ったより速くて焦ったんだけど、方向転換の効かないデッキ構成なのでそれでも淡々と得点を勝っていくしかない。2番手の人が公領侯爵なのに2回属州に届いててぐぬぬな展開。点差が開くのももちろんだけど、属州切れで終了するのはこっち側にはおいしくない展開だからなあ。
結果は50点で2位。トップまで2点差。今日ここまでの俺のプレイの中ではほぼベストな立ち回りだったので、これでトップに届かないとなるとまあしょうがないかなーという感じ。観戦してたみつやさんからもほとんど間違いのないプレイだったんじゃないかという言葉をもらえたし。唯一泥棒入れるタイミングがおかしかったくらいかなー。そもそも初手が市場じゃなくて役人で、役人を買ったタイミングで泥棒入れるべきだった。泥棒はいつか入れる必要があるカードだという認識ではあったんだけど、なかなかタイミングがつかめなかった。初手の市場は後半の庭園をにらんだカードのつもりだったんだけど、「プレイするたびにデッキが1枚増える」というのは役人も同じなんだよな。

結果など

こんな感じ。1-2-3-2で大会得点13点のVP141点で22位。なんとか本戦に残ることができました。まあボーダーが低いせいもあってか、去年よりはだいぶ気楽にプレイすることができた感じ。反省点は数多くあるけれど、この間の木ドミミニトーナメントと同様にほぼ全力を出し切れる悔いのないプレイができたと思う。それで去年より順位を下げてる(ボーダーが去年と同じだったら届いてない)んじゃ世話ねーなーという話もあるけれど。いや今年は当たり運が悪かったんだよ。最終戦の人を除いて負けた相手って全員木ドミ勢だしね。木ドミこわい(((>△<)))



そんなわけで今年も本戦に残ることができたので、俺のドミニオン日本選手権2012はもうちょっとだけ続くんじゃ。