なんか微妙な天気だったんだけど、雨は降らない方にのった!ということで4時くらいに家を出てまずは秋葉原へ。いや普通に新宿から電車に乗っても良かったんだけど、出るのが早すぎて始発まで結構時間があったもので……。秋葉原駅で自転車を解体して総武線へ。なんか妙に混んでるのが気になってたけど、浅草橋でみんな降りていって以降がらがら。そういうものなのね。千葉で総武本線に乗り換えて一路銚子へ。途中なんか食べて行くつもりだったんだけど、千葉駅での乗り換えに余裕がなかったので断念。おなか減った。

そんな経緯で銚子駅へ。ここから銚子電気鉄道に乗るはずなんだけど、改札どこーって感じで20分くらいさまよったり。折しも今日は平日だったので、駅には高校生とおぼしき人がたくさんいた。電車の中での高校生っぽい人の会話で、「東京行きたい」って言葉が聞こえてきて、あーここはもう東京圏じゃないんだなーとか思ったり。まあ確かにここから片道2000円以上、時間的には片道2時間くらいかかるしなあ。
乗り場探してさまよってるうちに1本逃してしまって30分待ち。JR改札の中にあるとか聞いてないよヽ(`Д´)ノ


駅舎の中には何故か三陸鉄道のポスターが貼ってあったり。車内にもあった。ローカル私鉄つながりなのかしら。

電車はこんな感じ。もちろんワンマン。森の中をかき分けて進んでいく感が結構あってこれはこれで楽しい。

とまあそんな感じで電車での目的地である外川駅到着。秋葉原出たのが5時くらいだから4時間も移動してた計算になるのか。さすがにこれは結構遠い。

駅前は舗装されてなかったので、近くの銀行の駐車場をちょっと勝手に借用して自転車組み立て。まあ10分かそこらなんだけど。ちょうど銀行に用事で来た人に話しかけられたりもした。
まず自転車での最初の目的地である犬吠埼を目指す。この辺そこそこ高低差あってきつそうなんだよなーと思ったら予想通り結構アップダウンが激しい。道中ずっと追い風だったのでずいぶん助けられた感じだけど。



犬吠埼はこんな感じ。最後のとかなんかサスペンスドラマのクライマックスでよく出てきそうな感じだった。なんか天気あんまりよくないっぽい予報だったので、寒かったらどうしようなーと対策は考えていたんだけど、ここに来てだいぶ晴れてきてむしろ暑いという予想外の展開。暑いのはあんまり考えてなかったなー。まあ寒いのも自転車こいでりゃなんとかなるだろう程度の備えしかなかったんだけど。



いったん銚子に戻ったあと、銚子でなにか食べていくか、それともさっさと橋を渡って茨城に入るかで少し迷ったんだけど、結局さっさと移動してしまうことに。橋の上で写真撮るために立ち止まったりしたんだけど、これが風で結構揺れて怖い。今日は結構風が強い日だとも思うんだけど、この辺には風力発電所があるということを考えるとわりと普段からこんな感じなのかもしれず。



んで橋を渡ると困ったことにわりとなにもない。いい感じに世界の果て感が演出されててたまらないですねー。まあでもこれ、単にシーズンオフの海水浴場なんじゃないかという気もしないでもないのだけれど。でも防砂林の松林が延々続くだけの道とかそうそうないですよ。



Twitterにも書いたけど、風力発電の風車ってなんでこんなに人類衰退の象徴っぽいイメージがあるんだろう。風車が比較的寂れた場所にしか設置されてないというのは原因のひとつとしてあるような気もするんだけど、もっとこう直接的に何かの漫画か何かですり込まれたイメージのような気がするんだよなあ。


と、調子よく海岸沿いを進んでたらなんか変な看板が。

まあ行くだけ行ってみようぜえとか思って進んで行ったら、これかなり遠くからずっと警告が続いてるのね。最終的には警備員がいる駐車場みたいなのにあたって、仕方なく引き返してきたけれど。今となっては引き返すくらいなら料金払って進んだ方が良かったんじゃないかと言う気もする。ここの私有地は以下のサイトにもあるみたいに一部ではわりと有名な話っぽいね。人気もあんまりないような場所だったのであんまり写真撮るのも怖いなあと思ってさっさと引き返してしまったけど、もうちょっと近くまで行ってみればよかったな。

平成の関所「波崎シーサイド道路」の私有地問題 - http://japandeep.info/2010/05/25/173324.html

その先はそんなに珍しいものもなかったのでひたすらに北上を続けて行く感じだったかなー。この遠目に見える鹿島臨海工業地帯くらいか。

わりと余力ありそうなので、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前まで足を伸ばすかどうしようかと少し迷ったんだけど、風向き考えると戻ってくるのが嫌になりそうだなーということであきらめた。つくば方面というのも考えたけれど、鹿島のあたりから土浦までで60kmくらいあるのでさすがに無理。RanRanやってるならなーという話もあるけど、そもそもこの区間は途中にいい感じの鉄道とか走ってないせいで途中であきらめるって選択肢がないんだよね。
そんなわけで帰りの方面にむけて鉄道沿いを進む方針に変更。

佐原駅のあたりでだいぶ疲労が見えてきたのと、そろそろ夕方になりつつあったというので佐原を終着駅として輪行終了。成田線横須賀線とか乗り継いで新宿へ。どうせ帰ったら自転車組み立てなきゃいけないというのはかわらないので、駅で自転車組み立ててて戻ってきた。自走距離が75km程度で電車賃が合計4500円くらいということで、実はほとんど電車に乗ってたんじゃないかという気もしないでもない。


しかし茨城はなかなかに秘境ですなー。前につくばから下妻方面に自転車で行ったときには、田舎ですなーとか思ったものだけれど。今回はそういうんじゃなくて「秘境」って感じだった。面白かったわー。