ハゲタカ

30分前くらいに行ったらわりと席が空いてなかった。入場時には全席埋まってたっぽい。休みも今日までだというのにこんなに人が入ってるとは。
以下微妙にネタバレ的な話が混じってる。

と、まあドラマ版に続き面白かったことは面白かった。最終的に鷲津大勝利!ってなるのはまあ見る前から明らかなわけなんだけど、そこまでどう持って行くのかってしかけも良かったしね。鷲津がふぬけてたところとか、人物の背景を掘り下げるのに結構時間を割いてたけど、ハゲタカはあの戦ってるところがいいわけなので、もっとそっちに時間をかけて欲しかったかなあ。
とは言え話として腑に落ちない点というかご都合主義的だなあと思ったところが何点かある。まず、西野がブルーウォールとスタンリーの会合のセッティングをするところ。西野屋が有名人も利用するような名門の旅館だという設定になっているけど、どうにもねえ。確かにその設定はドラマ版からそうだった気もするけど。あと劉の最後があれって言うのもなんかねえ。あれはそこで天命が尽きた(中国系の人間だし)とも取れるし、単に粛正されたとも取れるんだけど。デモを煽った青年(守山)ならまあわからないでもないんだけど。でもあの人が最後にアカマの車に乗って(ちょっとだけ)出てきたというのは映画の後味にかなり(良い)影響を及ぼしているような気がする。
まあ何にせよ結構面白かった。もう一度映画館に行こうとまでは思わないけど、テレビとかでやるようならまた見るかな。